初めて読んだ桜庭一樹作品。日本推理協会賞?みたいなのを取っているらしい。なので、推理、ミステリィ系になるのかな。読み終わっても推理系とは思えなかった。タイトルが気になったので読んでみました。
山陰地方の紅緑村の旧家である「赤朽葉家」の女三代(万葉・毛鞠・瞳子)の話。これがデビュー作なら面白かったかも。何だか全体がいまひとつ粗い。冒頭がやや物語りに入りにくい。話は面白いです。所々グッとくる文章もありました。昭和の鉄鋼、サンカなどキーワードは面白いところを扱っている。
ただ、何系の小説なのか、よく分からない。普通に「小説」でいいと思う。推理もミスティもない。
現代編(瞳子編)になってからの文体があまり好きではなかった。浮いている。他の現代小説がこういう文体だったら苦手かも。元ライノベ作家?ということで、少し穿って読んだせいか、設定などがやや漫画やライノベっぽい。タイトルもこれじゃなくてもいいのでは。こういうバチッと決まったタイトルは内容に濃厚で重厚な話を期待してしまうのでやめてほしい。
