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9/09/2009

20090903 水滸伝 十二 北方謙三

第12巻。関勝チーム再登場の巻。宣賛がまた登場してくれて個人的には嬉しい。金翠蓮と夫婦になっていたのも良かった。この関勝チームは水滸伝の中でもお気に入りの人々です。他のチームとはちょっと毛色が違うように感じる。

そして、ついに塩の道の首謀者として盧俊儀が青蓮寺によって捕らえられえしまった!そこで燕青が急いで助け出す。

久しぶりに宋江がたくさん話していた。相変わらずいまいちだった。そして、また王進先生の登場です。解珍(独竜岡の猟師)と楊春(少華山の三人組元盗賊の1人)が旅をしている途中で立ち寄るんだけど、なぜ行く必要があったのか分からない。王進先生のところは人間再生塾ですか?というくらい、なにかしらの道に悩む者達が尋ねに来る。何人もそこで何かを見出してまた梁山泊に帰っていくけれど、もうそういう話はお腹一杯です。

塩の道とはどういうものかというのが、いまひとつしっかり書かれていない。漠然と、「複雑に張り巡らされている」とか「塩の道の作業に関わっている人間ですら自分達がその作業に関わっていることは知らない」など、大きく複雑なシステムのように描かれているが、具体的にどういう流通経路でどのように利益が出ているのかという設定が分からない。青蓮寺側にしても、どういう方法を使って塩の道に関わりがありそうな人物を炙り出したのか、その具体的な説明がない。この水滸伝ではそういうことが多いので、確かに壮大な計画だったり、梁山泊のシステムだったり、その規模や雰囲気は伝わるが、詳細な設定がみられない。原作と全く異なる展開や設定をしているのであれば、そういう点ももっとオリジナルに描いてもいいと思った。

でも、そんな事を言い始めたら軽く20巻以上になりそう。