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10/02/2009

20090929 血と暴力の国 コーマック・マッカーシー /訳:黒川博行

[Cormac McCarthy『No Country for Old Men』(2005)]

登場人物も少なく、話も複雑な展開がなく、文章も読みやすい。確かに映画にしやすし作品です。しかし!読みやすい文だけど、独特の表現方法、比喩が物語りが進みながら間に挟まれるので、映画を見ていなかったら状況や設定がほとんど分からなかったかも…。まあ、私の読解能力不足もありますけど。
文章がとっつき難くない分、内容把握に時間がかかる。でも、印象的な文章やセリフが多いので、この作者はすごいなあと思います。
シュガーの武器とか映画を見てなかったらどんな形態か分からないだろうな(苦笑)。
殺し屋シュガー、彼に追われる退役軍人モス、その事件を追う保安官ベル。主にこの3人の話になるんだけど、お互いの接点は深くはないけれど、事件を介して係りが濃くなっていく。こういう時代にこういう事件があった、ということを横から眺めているみたいだった。

(先日開催されていた、訳者の方のトークショーにやっぱり行けばよかった!後悔…。)