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8/01/2009

20090612 銀の砂 柴田よしき

柴田よしき作品の長編です。雑誌連載作品。

あらすじを全く知らずに読み始めたので、最初はサスペンス系ではないと思っていた。ベテラン女性作家・藤子さんと藤子さんの元秘書で現在は独立し作家業に専念するバツイチ珠子がおりなすドラマ。

女同士のドラマであって、事件に発展するとは思っていなかったので、後半の展開にやや驚く。この人の文中会話もやや冗長なので、私には読みやすい。読み始めると話に夢中になれる作家です。「設定とか展開はやや物足りない感じもした。藤子さんの綺麗具合とか、珠江の小説の質とか、けっこう説明不足なところがちらほらあったけど、まあ楽しめました。

この人の作品はタイトルが地味、というか目立たない。いい意味で内容が勝っているので、あまり気にならないけが、タイトルから内容が思い出しにくいときもある。もったいないですね。昨今の長編小説のタイトルが派手だから余計にそう感じるのかも。タイトルと表紙が派手だと、濃厚な内容を期待してしまうが、最近の小説はそうとも限らないから、気をつけないと…。