どの作品も比較的評判の良い恩田作品。今回の作品は10年ほど前の作品。ドラマ化されてたみたいです(全く記憶にない…)。
年末年始の帰省期間に寮に残る男子高校生4人の話。若干ミステリ要素も含まれているのかな?「トーマの心臓」とその他萩尾望都作品と「ここグリ」とその他少女漫画を思い起こされる内容でした。女が書く少年群像青春物語って感じです。
どの人物もどこかで何かで見たような既視感が…。ただ、その辺の安っぽい少女漫画・小説よりは文章が読み易く、上手でした。
不覚にも光浩が最後、養母の遺言を読んだあとで言ったセリフで泣いてしまった。(いやだって、色々自分の気持ちと重なったし(苦笑)。そうそう、「戦意喪失」なんだよねー。光浩みたいなこの高校生くらいの年齢で気付けばよかった。)
まさかこういう展開の話だとは思っていなかったので、意外で面白かった。美国の性格はちょっとぶれている。うーん、やっぱりここの登場人物達の性格を見ると、「トーマの心臓」をやりたかったんだろうな、と思いました(あとがきにも書いてあったけど)。
