この巻からやっと変人(らしい)白鳥が登場。ロジスティックモンスターという割りに無駄な話がないのが、やや物足りない気がする。こういう変わった人物は大概余計な説明、会話がほとんどで、重要なことはサラッと言うものだ。偏見だけど。(笑)。
白鳥の登場が早ければ、もう少し短くまとめられそう。デビュー作だから仕方ないか。
殺人の証拠として検証する方法の「Ai」技術は、素人から見たら、確かにこんな方法(機器)があるのかと驚くけど、病院内で優秀な医者が揃っているのに、その原因究明の方法で解剖以外の手段として、この機器を思いつかなかったのはいささか疑問。灯台下暗しってやつだよね。白鳥じゃなくて、誰か病院側の人間が気付くべきことだと思う。
だから、白鳥がその手段を示したところがやや唐突。そして、気付いたら犯人が捕まっていた。えっ!犯行の動機や解説はあれだけですか??というくらい事件の全貌解説が短い。事件後の医療機関(病院)の対応や医師達の心情の方が話が長い。事件自体、手術中に起こった謎の術死ということで、素人目には斬新だったので、その辺りのトリックや動機の話がもう少し欲しかった。
余計なことだけど、映画版は見てないけど、田口先生は女優にしない方がいいような…。そして、改めて思ったけれど、文庫で上下巻にする必要ない。
