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9/11/2009

20090910 エマ・下巻 Jane Austen ( ジェーン・オースティン )

上巻に引き続き読みやすかったです。カタカナ人物名も気にならなかった。と思っていたら、新訳だった。自分の読解能力ではなく、文章が簡単だったから読めたのか。ちょっと残念。

それにしても、よくこんなにダラダラと会話文をかけるものだと、感心したよ。全体的に大した内容や事件があるわけでもないのに、よくもまあこんなに長編作品に仕上げられるもんだ。

突っ込みどころが満載けど、やっぱり1番強烈なのはエマという主人公でしょう。いいところのお嬢さんで、おせっかいで、思い上がっていて、好印象の人物にはすぐに好意的になって、でもその人が少しでも礼儀を欠いていたり、無神経な行動や発言があるとすぐその人を低評価して、そうかと思えば自分の過ち(自分で気付いた場合)にはすぐに反省して、などなど、挙げたらきりがないくらい、主人公にしてはやや珍しいタイプです。

作品が書かれた時代や生活様式を考えたら、こういう人物はそんなに珍しくないのかな。確かに、礼儀や作法、他人に対しての行動とかマナーが今より重視されている時代ですもんね。

エマに客観的に厳しく意見を言えるナイトリーさんが素敵です(笑)!エマは自分より立場(身分)が下であるハリエットがナイトリーさんに好意を抱いていると知った途端に、自分の気持ちに気付くというのもなー。

この話はどうやら喜劇らしい。でも、けっこう興ざめというかいくらなんでもひどい考え方や意見があった。今との時代と文化の違いかな。家柄第一だし。ハリエットについても、性格は素晴らしいが家柄が自分(エマ)より劣るから、対等に付き合うことはできない、とか言ってるし、友達も家柄によって判断されちゃうのが当然かのように書かれていてびっくり。