Powered By Blogger

10/19/2009

20091017 分身 (1993) 東野圭吾

サイエンス・サスペンス・ストーリーになるのかな?同じ顔を持つ鞠子と双葉はそれぞれ自分について、または親の死の原因を知りたいと思い、調査を始める。そこには禁断の技術、人のクローン手術に関する事実があった。みたいな、話。


残念ながら、この手の「最新医療技術」系の小説は年月が経つごとに現実が小説の技術に追いついたり追い越したりするので、その新鮮さ、目新しさがなくなっていく。発売当時に読めば面白く読めたのかも。そういう設定に関わらず、やはり東野作品は苦手です(苦笑)。宣伝の煽りの割りに面白くない。好みの問題ですがね。


なんというか、ミステリー作家ってけっこう独特の雰囲気を持った文章を書く、というイメージがあり、またそういう描写に慣れているせいか、「ミステリー」という割りにこの作者が書く文は特徴のない文章なんだよね。


鞠子と双葉が出会ってからのエピソードがもう少しあっても良かったし、いくらなんでも二人が出会う時が偶然過ぎる!もう少し二人の交流が描かれていたらまた違う印象があったかも。鞠子父の真意も手紙で語られて終わりっていうのもね、あんなに父親の行動を謎めかしておいて…。