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12/16/2009

20091212 アヒルと鴨のコインロッカー 伊坂幸太郎

またまた、今頃読みました伊坂作品。相変わらず、文章がテンポよいので読みやすいです。
過去の話と現在が交錯しながら、話が進む。過去編では、ペットショップ店員の琴美と彼氏で留学生のドルジ、琴美の元彼・川崎。現在編では、大学1年・椎名と彼のアパートの隣人の川崎。登場人物が多くないので、読み始めれば分かり易い内容です。
冒頭が若干、入り込みにくかった。伊坂好きには苦にならないことだろうけど、私は慣れるまで少し時間がかかった。不覚にも最後の真相には驚きました。巧いです。
過去編で、琴美とドルジが夜の公園で出会うネコ殺しのグループがまさか物語りに深く関わるとは思ってなかった。彼らに襲った出来事は、特殊なタイプの事件とかではないが、普段でもあり得るような事で、それがちょっと恐かった。
文章の構成と話の展開は巧いのに、人物達の設定がいまひとつ物足りない。麗子さんとか、もう少し巧く配置できなかったのかなー。こういうタイプの人物を描くなら、ペットショップで働いていることとかも一言二言でさらっと言っても良かったよな。琴美の性格ももう少し偏っていても良かったかも。あんなに行動力あるのに、自分の身の回りの防衛対策が弱いっていうのも…。