この短編を原作にした映画が公開されていたので、見る前に読もうと思った作品。
この単行本に収録された他の短編がどれもすごく面白かった。特に、『声なき叫び』はなぜだか号泣してしまった…。涙腺弱くなってるなー(笑)不思議な力を持ってしまった男の子が両親の死後、見知らぬ夫婦に預けられる。その子は全く言葉を発しなかったので、妻の方は両親の死のショックで口がきけないと思う。学校に行かせると、そこの教師が無理矢理話させようとする。
教師の態度があまりに厳しいので、婦人は少年を可哀想に思う。少年は周囲の人間の感情を察知する能力、人より敏感に感じる力(だったかな?)を持っていた。そのため、負の感情を持った人間には恐怖を感じる。
婦人の少年に対する哀れみと愛情で少年は大量に感じた恐怖から解放される、話せるようになる、のだが、それは同時に不思議な力を失うことだった。とにかく、少年が言葉を発する箇所あたりで号泣。恐怖と、そこから解放された安堵感がすごい伝わって、揺さぶられた。
他の、超能力少女達の話『魔女戦線』も面白かった。現代のラノベはこういうところからアイディアをもらっているのかも、と邪推してしまった。
