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9/18/2009

20090917 水滸伝十三 北方謙三

第13巻です。官軍と梁山泊の本格的な戦いが始まっています。初期に比べると、戦闘場面が巻を進むごと迫力のある描写になってきました。というか、董万が何かかっこいい!敵で官軍だけど(笑)。やっぱり梁山泊に寝返らず、しかもレベルの高い将軍が出てくるとまともな戦いになる。童貫も禁軍元帥っぽい大物の雰囲気が出ています!

李富とか聞煥章とか袁明とかの策略や暗躍にちょっと飽きたところもあったので、実践の戦いはいいもんだと改めて思った。

呉用センセイの戦略が机上論で、実践で闘うためのものではなかったため、双頭山がふいをつかれて官軍に攻撃され、ほぼ壊滅状態になる。大軍の力はやはり強いですね。包囲されるだけでも圧力がある。呉用センセイは当初は教師で、こんな風に梁山泊の軍師になるなんて想像していなかった。というか、そんなオーラが全くなかったんだけど…。大した戦略も描写されていなかったし、考え方もそんなに魅力的じゃなかったような…。

この巻で、宋江の昔からの仲間であった朱仝(ちょっとどんな人物か忘れていたよ)が戦死してしまう。あと、彭玘や孔明も。初期メンバーが亡くなるのは悲しいなー。相変わらず宋江にはあんまり好感もてないし。皆、大人な死に方をしています。いや、燃える船の上で戦死とか、こうこみ上げてくるものがあるよ…。

でも、宋江・宋清の父の宋栄の話はいまひとつだった。あっても、なくてもいい話。だって、宋栄がいてもいなくても、宋江ら梁山泊側に何の影響もないし。ある方が問題だよね。家族とかと決別して自分の志を貫こうとしているんだから。どうしても、宋江関係には反感を抱いてしまう(苦笑)。だって、秦明将軍の妻・公淑を昔好きだったこととか「気にしていない」とか言いながら、だらだら思い出していたりするし、軍会議での発言もそんなに威厳あるか?というくらいだし。

流石にこの辺りにくると、好き嫌いが色々出てきます(笑)。