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2/07/2010

20100209 乱舞 有吉佐和子

久しぶりに読む有吉佐和子作品。相変わらず読みやすい。ほんの十数ページ読んだだけで、人間関係や話の舞台の雰囲気、世界観がつかめる。「テンペスト」の文体を読んだ後だけに、より良作に思えるよ(苦笑)。
日本舞踊の家元が交通事故で亡くなった。残された親族、弟子達は次の家元を我先に担ごうとする。妻である秋子はその蠢く思惑の中から冷静に、自分のやるべきことを実行する。あくまでも、家を残すため自分が家元になることを決意する。中盤くらいから秋子の踊りに対する熱意とか踊り方が描かれるけど、前半にも少しそれを描いてほしかった。
ドロドロした人間関係といえばそうかも。伝統ある家の跡継ぎ問題はそれだけで話が濃くなります。その割りにこの話は短くまとめられていて良い。っていうか、「連舞」の続編だった!失敗したー。そちらを先に読めばよかった…。